「面接日?いつでもいいか。面接まではリラックスしていよう」
なんて考えている人は、もう落ちたも同然ですね。面接をいつするかによって合格率は違うと、経験則から言えますよ。
今回は、書類選考が無事通過した後、どのような流れで面接日が決まり、面接までに何を準備するべきかを教えます。
単なるスケジュールでしょ?と思うかもしれませんが、ここにも成功に導くコツがあるんです。
面接日の設定
書類審査を通過した場合、すぐに担当エージェントから連絡が来ることでしょう。
企業との面接日時についての連絡です。
企業側から3つほど面接日と時間の案が提示されることだと思います。
例えば次のような日程の提示があったとします。
- 4/5(月)PM3:00
- 4/7(水)AM10:00
- 4/9(金)AM10:00
さて、どの日がいいと思いますか?
私は、4/7(水)AM10:00をまず第一希望でお願いすると思います。
理由を説明しますね。
面接には自分以外にもある程度の人数が呼ばれているのは確実です。
そのような候補者の中で、面接官の印象に残るにはどうすればいいか?
この視点が大事なんですよ。
まず、時間は午前中の方がいいです。
出社直後の午前の方が、脳が動いてる感じがして集中できてますよね。
逆にお昼ご飯を食べた後のお昼過ぎなんて、眠くてあまり仕事がはかどらないでしょ?
脳みそがぼけーとした状態だと思います。
そんな状態の面接官と面接したって、面接官にいい印象なんて残るはずがないです。
ですので、なによりも午後の面接を私は外し、午前中を選びます。
次にどの日を選ぶべきか。
これも印象に残るにはどうすればいいかの視点から考えればわかります。
人は最初と最後が記憶に残りやすい性質なので、面接日も最初か最後を選べば面接官の印象に残るだろうとの推測が働きます。
では最初と最後はどちらかいいか?
最後の日に面接を選んだ場合は、自分の前に受けた全ての人の評価が出ているわけですから、合格するにはそれを超えなければならないという明確な基準ができてしまっている。
さらに、面接を受けた最後の方は面接官の記憶が新鮮ですから、過去のあいまいな記憶になった人の面接と比較した場合、よく覚えている最後の方が評価が厳しくなりやすいかもしれない。
以上の理由から、最後の日の面接の設定は避けた方がいいでしょう。
結論としては、面接日は午前中でなるべく早い日を選ぶ、がいいと思います。
私の数多くの転職経験からしても、午前中に設定した面接は通過率がとても良かったですよ。
都合がつかず遅い日の夜7時なんかに面接したこともあるのですが、落ちましたね。
私と面接官ともに一日の疲れのピークで、全く話がかみ合わず盛り上がらない面接でした・・・。
「面接日なんていつでもいい」と思わずに、良く考えて決めましょうね。
エージェントに質問
応募書類を作る際には、担当のエージェントに様々なことを質問したと思います。
逆に言えば、書類選考を通過しなかった人は、十分な質問をせず情報不足だったのでしょう。
参考
エージェントに求人票からは見えない内容について質問する
書類作成の時だけでなく、面接を通った後にも、またしつこく色々質問しなければなりません。
今後の面接の流れと面接官について
何次面接まであって、それぞれ誰が面接官なのか、を質問しましょう。
この質問は重要ですよ。
とりあえずあと何次面接まであるのか知っておいた方が、今後の予定が立てやすいとは思います。
それよりも重要なのが、面接官は誰?です。
内定までに何回かある面接では、それぞれ中心的に質問する人が違います。
面接官の属性に応じて、対策を取らなければなりませんよ。
例えば、人事の人が面接官だった場合は、ビジネス的な能力を見る質問ではなく、あなた自身の性格的な事や人としての魅力を見るような質問が多いと予想できるでしょう。
配属先予定の上司が面接官なら、即戦力になるかどうか、あなたのビジネス能力が見られるでしょうね。
部内の人間と上手くやれるかもみられることでしょう。
以上の理由から、担当エージェントに面接官は誰かは必ず質問すべきです。
面接官の名前までは無理としても、「次は人事面接ですよ」的な事は教えてもらえるとは思います。
もし、そんなことすら教えてくれない(またはわからない)エージェントが担当だった場合は、使えないエージェントですので、今後のことを考えて、他のエージェントを探すことを視野に入れておきましょう。
エージェントから、運良く名前を教えてもらえたら、ネットでインタビュー記事などを探し、見つかればビジネスで何を重視しているかが分かるでしょう。
SNSなどでその人を発見できたら趣味嗜好などから質問内容を予想しましょう。
顔写真も分かれば、こんな人なんだなと心の準備もできると思います。
どのような点が評価されたのか
書類審査に通ったのは、どの点が評価されたのかを質問しましょう。
面接で自己アピールする際の参考になります。
相手が自分のどの部分に興味を持ったかを知れば、面接においてその部分をさらに強調してより相手に興味を持ってもらうような作戦が立てられます。
例えば、職務経歴書の成功事例に興味を持ってくれたのなら、その事例についてより詳しく説明できるように練習して、面接本番で聞かれたらここぞと答えればいいでしょう。
過去の質問内容
直球ですが「その企業の面接では、過去にどんな質問が出たのですか?」なんて聞くのもいいでしょう。
今まであなたの担当エージェント経由で、その企業に面接をしに行った人がいれば、エージェントは何らかの情報を持っているはずです。
エージェントは面接後に必ず「どうでしたか?」と電話等で探りを入れてきますから。
能力があるエージェントなら相手から情報を集めるのがうまいです。
またあなたが応募した求人案件において、その人材紹介会社から複数名が面接に通っている可能性もあります。
あなたより前に面接を受けた人がいた場合は、その情報から面接で聞かれる質問のヒントを教えてくれるかもしれません。
結局のところ、担当エージェントの能力や経験によるところが大きい質問になりますね。
ネットで情報収集
転職の口コミサイトがいくつかあります。
面接前に、見ておくのもいいでしょう。
登録しないと詳細が見られないところがありますが、転職活動において必須の情報ですので必ず登録しましょう。
面接予定の企業名で検索してみましょう。
過去の面接で聞かれた質問等の口コミがあるかもしれません。
企業の内情等も知ることができますし、利用すべきサイトです。
職務経歴書の読み込み
面接が決定したら、自分が作成し提出した職務経歴書を徹底的に読み込みます。
自分で作ったからそんなの必要ないよ、と思うかもしれませんが、ダメです。
一文ごとに「ここの理由をもっと補強しよう」「ここを聞かれたら、違う事例も出そう」と赤ペンなどでまるで受験の参考書のように書き込みます。
そこまでして初めて面接に臨むべきであって、とりあえず職務経歴書の何を聞かれても完璧という状態に持っていきます。
面接に挑む安心感がまるで違ってくると思います。
このサイトの説明と私の転職経験などが書かれたトップページからどうぞ
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