パターンに従え!転職の面接の質問と受け答えのコツ

面接のテクニック

「面接は何を聞かれるか面接官次第。対応できるよう多くの想定問答集を作って覚えるしかないのか?」
もしあなたが一生懸命ネット上で検索して、面接の質問を集めているとしたら、時間の無駄とは言いませんが、遠回りをしています。

実は、どんな質問でも面接官が聞きたい本当の事はすべて同じなんです。
それに気が付けば答え方も、あるパターンに従えばいいだけになります。

ではその面接官が聞きたい本当の事とは何か?
特に30代後半以上の人は、このことについて深く考えるべきなのです。
なぜならこのサイトで繰り返し述べている「企業の思い」がここにも見え隠れしているからです。
この「企業の思い」については、あとで説明します。

では以下に、代表的な質問とそれに対する回答例を示していきます。
何度かこの例を繰り返し読めば、面接官が聞きたいことは何か、それに対する答え方も分かってくることでしょう。
そのことが理解できたら、後は面接官を騙せるくらいに練習するだけです。

すなわち、面接対策でしなければならないことは、すべての質問には共通する本質があって、その本質に対し説得力を持って答えられる練習をすること。
これが面接対策のすべてです。

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面接での守るべき大原則

まず、何よりすべての質問に対して守るべき大原則があります。

「消極的・否定的な答え方をしない」

転職の成功を導く上で、絶対に守るべきものです。
単純な例でいえば「上司が嫌いだったから・・・」「給料が安かったから・・・」なんてのはダメです。
マイナス思考は大抵嫌われます。

企業はどんな困難であっても前向きに進む人を求めています。普段の自分と違うかもしれませんが、面接のときは積極的なプラス思考の人間でいきましょう。
ではこれを念頭にして、予想される質問を見ていきましょう。

予想される質問と回答例

質問は大きく分けて4つに分類されます。

  1. 転職について
  2. 仕事について
  3. あなた自身について
  4. 待遇面について

1は転職するに至った理由など、2は仕事を進める上での考え方や仕事の能力など、3はあなた自身の性格など、4は給料などに関する事柄です。

1~4は違った事柄についての質問だと思うかもしれませんが、面接官はすべて同じことを知りたいために質問しているのです。
「企業の思い」に応えられる人材なのかどうか、です。

そして若い人ならまだ熱意ややる気で不足分をカバーできますが、30代後半にもなればまさしく「企業の思い」に即戦力で応えられる人材でなければなりません。

ここでいう「企業の思い」とは企業が自社が抱える悩みや問題を解決したいという思いです。
その「企業の思い」に応えられる人材かどうかを判断するために、面接が行われ質問がされるわけです。

結局すべての質問に対して、面接官に「企業の思い」に応えられる人材だと思わせるような答え方をすればいいだけになります

なお、この「企業の思い」を知る方法については以下で説明しています。
参考
30代後半で書類選考通過率8割!職務経歴書の作成の3つのポイント

下の代表的な質問に対する回答例を学べば、この「企業の思い」に応える受け答えはどんなものなのかわかるでしょう。

この「企業の思い」に応える答え方のパターンとしては、次の通りになります。

①自分の職務や経験、性格について話す

②仕事上での具体例を挙げる

③周りの人にどんな良い影響を与えたか、または今後与えるかを話す

転職について

そもそも転職をすることについては、悪いイメージを持たれることが一般的です。
そこで前向きな理由が求められます。

「何か仕事上で大きな失敗をして退職をせざる得ない状況なのでは?」
「不平不満を持ちやすく我慢ができない人だから転職を考えているのでは?」

面接官は勘ぐっていて、「企業の思い」に応えられないのでは?と思っています。
それを払拭する答え方をしなくてはなりません。

質問例

  1. なぜ転職を考えているのか?
  2. 当企業(面接している企業)に転職したい理由は?
  3. 転職先を選ぶポイントは?
  4. 他に受けている企業はある?

回答例

1.なぜ転職を考えているのか?

「~の仕事を~年間従事してきて~という実績もある。今の会社からもお陰様で評価されていて不満はない。しかしながら今後の自分自身のキャリアを考えた時に、もっと自分自身を成長させたいと思った。そこで一度転職エージェントに会って、自分のキャリアプランについて相談したところ、御社という大変興味をひかれる会社を紹介された。自分の培ってきた経験を活かし、ぜひ御社で貢献したいと思って、今回転職を考えた」

こんな前向き退職理由で転職をする人はあまりいないと思います。

転職を考えるほとんどの人は現職に不満があるから、もしくは転職をしなければならない状況に追い込まれているからでしょう。

しかしながら、それは言ってはいけないお約束です。

そこで「今の会社には全然不満なんてありません」と笑顔でいい、たまたま転職エージェントに会って、たまたま御社を知って、あらまあ私にぴったしの仕事だわ!転職しよう!という流れに持っていくという、とても前向きな答え方の例です。
少しやり過ぎな答え方かもしれませんが。

これを参考に自分自身でもっといいのを考えてください。
とにかく「企業の思い」に応えようという意思を見せるのが大事です。

自分で考えたものでないと、面接ですぐばれます。
以下の回答例も同様に自分自身で考えてください。


2.当企業(面接している企業)に転職したい理由は?

「~という人材を募集しているのをエージェントから聞いた。私には~の経験があり、御社が求めている人材だと思う。求められて仕事ができるなんてこれ以上の喜びはない。だから御社に転職したい」

その企業に転職したい理由なんて給料か職位などの待遇面が大きいのが本音でしょう。
でもそれも言ってはいけないお約束です。

エージェントから聞いたり求人票を良く読み込んだりして、「企業の思い」を理解し求めている人材を意識します。
自分こそがその人材と面接官に思わせ、御社で働くことが転職する理由とするのです。
「御社以外だったらそもそも転職なんてしません」
なんて思わせられたら成功でしょう。


3.転職先を選ぶポイントは?

「自分が転職先でいかに貢献できるかがポイントだと思います。自分の今まで培ってきたものが会社の業績アップに役立てればこれ以上の幸せはないからです。御社の今回の求人はまさしく当てはまります」

会社の事を第一に考えている、会社員の鑑のような人ですね。
他の質問もそうですが、自分目線ではなく会社目線が大事です。
給料が高い、福利厚生が充実など自分にとって良い事ではなく、会社にとって良い事とは何か、ここでも「企業の思い」を考えて答えましょう。

自分にとって転職先にこれ以上の企業がないと思わせられたら、言うことなしです。


4.他に受けている企業はある?

「ありません。今回の転職のきっかけは御社を知ったことですので。御社以外は興味ありませんし、入社し御社に貢献できれば幸せです」

普通は何社か応募書類を提出していると思います。
しかしあえてこのように嘘をつくのも手だと思います。
ばれないように笑顔で答えれば、好印象に思われるでしょう。

「何社か面接に進んでいるところがあります。今回の転職のきっかけは御社ですが、エージェントから他も受けてみたらと言われ本番の御社の練習のつもりで受けました。しかし第一希望は御社です」

やっと面接に進んだのがここだけでも、こう答えるのもあり。
他社でも評価されているのかと面接官に思わせてしまいましょう。
人は他人の評価に影響されるものです。

どのように答えても
「第一希望は御社です」
は忘れないように。

仕事について

仕事の能力を質問し、端的に「企業の思い」に応えられる人材なのだろうかと判断するための質問です。
自社の組織にうまく適合できるかを判断する質問もあります。

全ての質問に共通するのですが、本人自体に能力があるかどうかはもちろん、周りにどれだけ良い影響を与えることができて「企業の思い」に応えることができる人材なのかを面接官は見ています。

エージェントから情報を仕入れたり、求人票を良く読み込んだりしてここでも「企業の思い」を良く理解しぴったりの人材だと思わせる答え方をしましょう。

質問例

  1. あなたを雇うメリットは?
  2. 仕事での成功事例は?
  3. 仕事での失敗事例は?
  4. 仕事をする上で心がけていることは?

 回答例

1.あなたを雇うメリットは?

「私は~年~の仕事に従事し、~の知識と経験を培ってきました。特に~の点において~という実績があり、今の会社からも評価されております。この点で御社において貢献できると考えております。また現在部下が~名おります。自分は~(有名ビジネスマン)さんを大変尊敬しており、その人の「部下育成とは~」という話を聞いたことがあります。私の考える部下育成論と同じで驚きましたが、自分の部下育成に自信を持てました。御社においても、その点でも貢献できると思います」

これも今までの質問と同様、転職エージェントから聞いた情報と求人票から、「企業の思い」に応えられる人材を意識し、まるで自分こそがそうなんだと面接官に思わせるような答え方をしましょう。

また上でも述べましたが、企業は本人の仕事能力だけでなく、周りの人間に良い影響を与える点も考慮して人を探しています。

ここでは部下育成について述べましたが、会社の人間と良いコミュニケーションをとっておりお互い切磋琢磨しているような話をしても良いでしょう。


2.仕事での成功事例は?

「~というプロジェクトでリーダーを任されました。前任者が失敗して私が任命されたのですが、問題点を把握し限られた時間の中でどこから手を付けるべきかをチーム全員が認識することを行い、無事成功に導きました。お陰様で社長賞を頂いたのですが、何より嬉しかったのは、このプロジェクトにおいて用いた私の問題発見解決ステップが、今後のプロジェクトで社内で共有されることが決まったことです。またこのプロジェクトを通じて、部下が成長した点も大変嬉しい事でした」

単に成功して良かった、で終わってはいけません。
その成功した事例で何を得てどう次に繋げていったかを面接官は知りたいのです。

一時の成功に留まらずに、次の成功に向けて会社に貢献できる人を求めているのです。
それこそが「企業の思い」に応えられる人材だからです。

また自分の成功だけでなく、必ず部下など他の人間に良い影響を及ばした事も述べましょう。


3.仕事の失敗事例は?

「~というプロジェクトでリーダーを任されました。前任者から引き継いだのですが、時間がない中、とにかく完成だけを考えチーム全員に無理をお願いしてやり遂げようとしました。無理を通した結果、チーム全体がバラバラになりさらに時間が足らなくなるという悪循環に。そこで一度チーム全員で「目的は何か。今の問題点は何か」を考え、無事完成させることができました。この失敗において私が学んだ「チーム全体での問題解決意識」を他のプロジェクトにおいても共有できるよう、会社において私が主催での勉強会をしております」

これもこういう失敗しました、で終わってはいけません。
その失敗で何を学び、次にどう活かしたのかを聞きたいのです。

失敗があっても、次の成功に向けて会社に貢献できる人を求めているのです。
結局、2.の質問と意図は同じです。

答え方としては、失敗事例なのにそれを糧に最後は成功事例を生み出すことができた、というような感じにできたら成功でしょう。


4.仕事をする上で心がけていることは?

「自分は成長しているかという事を常に心がけております。どんな仕事でも「こういう考え方があったのか」など色々な角度から見ることをして新たな発見をしております。年齢が上がるにつれ自分の考えに固執しがちになりますので、周りの人からも意見を求め、常に成長することを心がけています。また部下が、自ら考え成長できるような環境を整えることも自分に課しております」

あなた自身の事を聞いているようで、実は周りに良い影響を及ぼす人間なのだろうかと判断するために聞いています。
これも「企業の思い」に応えられる人材かみられています。

自分の事を聞かれているようでも、自分の事だけを答えてはダメです。
必ず周りの人の事を考えていると答え、自分は良い影響を与える「企業の思い」に応えられる素晴らしい人材ですと面接官に思わせましょう。

あなた自身について

仕事と直接関係ないような質問をして、これまた同じように実は、会社に貢献できる人間なのか、「企業の思い」に応えられるかを判断するために質問しています。

調子に乗って仕事と全く関係のない話をペラペラと喋らないように気を付けましょう。
何を聞かれても、話のオチは仕事に結びつくようにするのです。

質問例

  1. あなたの長所は?
  2. あなたの短所は?
  3. あなたどういう人ですか?
  4. 休日は何をしていますか?

回答例

1.あなたの長所は?

「何事に対してもモチベーション高く、成長したいと思っている点でしょうか。~という社内の誰もが難しいと敬遠していた仕事を任された時に、何かどこかに突破口があるのではないかと常に考え、チーム一丸となって成功に導いた経験があります。その時部下の一人に「~さんが、前向きに皆を引っ張ってくれたから、私たち部下も安心して仕事ができた」と言われたことがあります。私自身の成長だけでなく、周りの皆も成長できる環境づくりにも気を配ってきた事が良かったのかもしれません」

まずは端的に長所を述べましょう。

そしてその長所が具体的に仕事にどう活かされ、周りの人にどう波及しているかを言うのです。
面接官はこの人を雇ったら、職場にこんな良い影響があるのかと思ってしまうことでしょう。


2.あなたの短所は?

「物事にのめり込み過ぎなところがあることでしょうか。仕事に集中すると、時間を忘れ没頭してしまいます。早く帰らないといけない時でも、つい遅くなって、仕事を完成させてしまう事も。無理をして体を壊してもいけないので、最近は時間を気にして少し余裕を持つようにしています」

短所を聞かれ、素直に本当の短所を言うほど愚かなことはないです。

例では、短所は「のめり込み過ぎなところ」と答えていますが、一般的には長所である「集中できる」を悪く言っているだけです。

短所を聞いた面接官には、いつの間にか長所を聞いていることになっています。
短所のようで短所ではない答え方をしましょう。


3.あなたはどういう人ですか?

「明るく真面目な人かなと思います。取引先に無理難題を言われたことがありますが、必ず解決策があると前向きに考え、逃げずにやりきりました。部下も良くついてきてくれたと思いますが、何より取引先に感謝されたのが良い思い出です。部下にも「~さんがいつも皆の気分を明るくしてくれたから、モチベーション高く仕事ができました」と言われ、少しうれし泣きした思い出があります」

例え自分の事が嫌いで良い所がないと思っていても、正直に話しても良い結果にはなりません。
何かしら良い所を事前に考えておいて話せるようにしておきましょう。

そして必ずそれがどう仕事で活かされるか仕事上の具体例をあげ、周りの人からの評判なども取り入れて、自分の良さをアピールしましょう。

面接官は仕事もできて周りの人からの評価も高いのだなと思い、まさしく「企業の思い」に応えられる人材だと思ってしまうでしょう。


4.休日は何をしていますか?

「休日はなるべく外に出て、日頃と違ったことをして刺激を受けるようにしています。~という地域サークルに入っているのですが、仕事で出会う人とはまた違う人達で、大変面白いです。この前は農家の方と知り会ったのですが、農業の世界でも大分効率化が進んでいるようで、そこに自社の技術が使えるのではないかと会社に提案しました。どこにでも仕事の種が転がっているのが興味深いですよね」

ゴロゴロ家でテレビ見てます、なんてもっての外です。

休日の事でも、会社に貢献できるような話にもっていかないとダメです。
あまりやりすぎると嘘くさくなるので難しさはありますが、私はいつでも会社に貢献することしか考えていません、というのが面接官に伝われば良いでしょう。

待遇面については「御意のままに」

待遇に関する質問は、基本的には全て「御社の規定に従います」と答えるのが正解です。

質問の場では良い子ぶって、内定が取れればエージェントを介して交渉すればいいのですから。
間違っても面接の場で、自ら交渉しないように。

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