「職務経歴書の枚数は何枚で書くのが正解?」
職務経歴書を初めて書く人の多くが思う疑問がこれです。
職務経歴書は自由形式なのでどう書いてもいいはずですが、なぜか皆さん枚数が気になるようです。
このサイトが対象にしている30代後半の人は職歴が長くなるので、余計に気になるのかもしれませんね。
転職をすること約10回のジョブホッパーである私。
外資系から国内企業、そして様々な業界を渡り歩いてきました。
そんな私の職務経歴書の枚数に関するアドバイスを経験に基づいて述べたいと思います。
職務経歴書2枚説なんて気にしない
ある転職情報サイトでは「2枚以外は認めない!」と、まるで必ず2枚で書くのが職務経歴書の本来の目的であるかのように強くすすめています。
多くの転職サイトでも同じ内容が見受けられます。
全く持って、本末転倒です。
2枚で書くのが職務経歴書の目的ではなく、応募企業に自分をアピールするのが目的であり、枚数は単なる結果にすぎません。
もう一度、職務経歴書とは何か?をじっくりと考えてみてください。
職務経歴書とは「企業の思い」を理解し、それに応えられるのは自分だと証明する書類なんです。
「企業の思い」とは企業が抱える問題や悩みを解決したいという企業の切なる思いなんです。
そのために転職エージェントにお願いをし、人材を探しているのです。
そんな「企業の思い」を忘れて、枚数だけを気にしていたのでは、書類選考は通過せず到底採用されないでしょう。
まずやるべきことは、「企業の思い」をきちんと理解した職務経歴書を作ること、です。
「企業の思い」を理解した職務経歴書の作り方
まずは以下の記事で職務経歴書の作り方を学んでください。
参考
30代後半で書類選考通過率8割!職務経歴書の作成の3つのポイント
この記事では「企業の思い」を第一に考えた職務経歴書の作り方のコツを書いています。
「企業の思い」をどのように理解し、職務経歴書に反映させるか。
また、職務経歴書における志望動機の重要性についても説明しています。
そして次の記事では、具体的な志望動機の書き方を指南し、職務経歴書のどこに志望動機を配置すればよいかを書いています。
参考
書類選考通過率UP!30代後半の転職の志望動機の書き方とは?
この2つの記事を参考にして、とりあえず職務経歴書を最後まで完成させましょう。
「企業の思い」に応える志望動機が一番目立つところに配置された職務経歴書ができたはずです。
完成させたらここで初めて全体のバランスを見直しましょう。
くどい表現はないか、無駄なアピールはないかを「企業の思い」を第一に考えた上で、削除すべきところは削除する。
2枚にしなければならないのではなく、「企業の思い」に応えるにはどう構成すればよいかの視点で、推敲してください。
「企業の思い」に応えたものなら、自信を持つべき
結果、2枚になったならそれが最適な枚数なのでしょう。
3枚でも、4枚でも自信をもって「企業の思い」に応えた職務経歴書といえるならそれが最適な枚数なのです。
ちなみに、私は30代後半の転職では職務経歴書は4枚でした。もちろん内定を得られました。
不毛な職務経歴書の枚数論より、その職務経歴書ははたして「企業の思い」に応えたものなのかを気にすべきなのです。
大事なポイント
- 職務経歴書の枚数を気にする前に、「企業の思い」を気にすべき。
- 「企業の思い」に応えた職務経歴書であれば、何枚であっても自信を持つべき。
参考
30代後半で書類選考通過率8割!職務経歴書の作成の3つのポイント
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