書類選考通過率UP!30代後半の転職の志望動機の書き方とは?

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職務経歴書の極意

自分のやる気と過去の実績を熱い思いで書けば、志望動機になると思ってませんか?
もし30代後半の人がそのような志望動機を書いているのなら、いくら書き直しても書類選考は通らないでしょう。

これから説明する内容を学べば、今後の書類選考の通過率は上がると思います。
私は30代後半に何度か転職をしましたが、通過率は8割はありました。

まず自覚して欲しい事を述べますが、30代後半の人が「自分の思い」を書けば志望動機になると考えているのなら、30代後半の転職とは何かをもう一度考えるべきです。

転職はあなたがしたいからできるのではなく、企業が求めているからできるということに気づいてください。

志望動機とは、「企業の思い」を代弁したもの

それでは、30代後半の人が書くべき志望動機とは何か?

例えば、20代の若い転職希望者に対しては企業はその人自身の可能性を重視します。
募集要件をある程度クリアさえしていれば、次の段階の面接に進めるのです。
なぜなら、若いと言うだけで、企業はそこに明るい未来をみて書類選考が甘くなります。

20代の志望動機はやる気や熱意にあふれたものであっても、通る可能性があるのです。
対して、30代後半の人はどうか?

企業は30代後半の人に将来の可能性なんてみません。
募集要件を単にクリアしているだけでは、面接に呼ぶはずもありません。

企業が30代後半の人に求めているのは、即戦力です。
つまり企業が抱えている悩みや問題を解決したいという、「企業の思い」に応えてくれる力を持った人を求めています。
その人自身のやる気や熱意なんてある意味どうでもいいのです。

30代後半の人が書かなければならない志望動機とは、この「企業の思い」に応えたものでなければなりません。
企業が探し求めている人物だと思わせるような、企業側の視点を前提にして書くのです。

すなわち、その「企業の思い」を自分も普段からそう思っているかのように、ある意味企業を誤解させるのが30代後半の人が書くべき「志望動機」なのです。

自分の本当の志望動機なんてどうでもいいのです。

「企業の思い」を知る方法

では企業がどのような悩みや問題を抱えていて、どういう人材を求めているかという「企業の思い」を知るためにはどうすればいいか?

詳しくはここで説明しています。
参考
30代後半で書類選考通過率8割!職務経歴書の作成の3つのポイント

架空の求人票をもとにした志望動機の書き方の例

では以下の架空のA会社の求人票をもとに、ここから何を読み取り、志望動機をどのように考え書いていけばいいかやってみましょう。

A会社の求人票

仕事内容家庭用品のマーケティング業務全般
・商品アイデア・コンセプト開発
・リサーチ(定性定量インタビュー、データー分析)
・パッケージデザインの開発
・広告戦略立案関連部署や関係会社と綿密に連携し、リーダーとしてまとめる。
配属予定先:A事業部 マーケティング部20名
募集要件【必須要件】
・一般消費財のマーケティング業務又は商品開発の経験が3年以上
【歓迎すべき経験等】
・商品コンセプト開発の経験
・パッケージ開発の経験と知識
・リーダーとしてチームを成功裏に成し遂げた経験
【求める人物像】
・好奇心旺盛で何にでも興味を持てる
・アイデア発想力がある
・自ら進んでリーダーとして行動し、まわりと協調して働ける

求人票を読み込む

まずこれを読んでみてどう思いましたか?

「リーダー」という文字が目に入ります。
どうやらこのA会社はリーダー気質の人を望んでいるようです。
それも単に力強く先導していくタイプのリーダーではないようです。
なぜなら「綿密」「連携」「チーム」「協調」という文字もありますよね。

つまり視野が広く面倒見の良い人情味あふれるリーダーをA会社は求めているようです。
その背景としては、そのような人材が不足しているのか、もしくはそもそもA会社はこのような人しか採用しないのかもしれません。
この点については、転職エージェントに質問した方がいいでしょう。

自分の性格的な面において、どう書くべきかのヒントがわかりました。
「人情味あふれるリーダー」とアピールする志望動機にするべきです。

さらに「好奇心」「アイデア」から創造性豊かな人を望んでいるようです。
この点もアピールするよう書き加えましょう。

客観的な要件として「一般消費財のマーケティング業務又は商品開発の経験が3年以上」のようです。
この経験が自分にあればいいのですが、ない場合どうするか。
「必須」と書いてあるからあきらめますか?

それはもったいない事です。
判断するのは採用担当者で、あなたではないのですから、チャレンジしましょう。

ではどうするか。
自分の過去の経験から近いのをひねり出せばいいのです。
30代後半にもなれば、様々な経験をしてきているでしょう。
求められてる要件に近いのが必ずあるはずです。

例えば「PR関連の業務」「BtoB商品のマーケティング」などの経験があったとしましょう。
常に使う人の気持ちを考えて業務を行う点では一般消費財と同じとか書いてアピールするのも一つの手です。
また例え連続して3年なくても、経験を合計して3年あったら自分は要件をクリアしているとアピールしましょう。
そして自分のような人材なら活躍できると自信をもって志望動機に書きましょう。

このように求人票に書かれた内容を精読し、そこに書かれた人物像に自分を近づけ、「企業の思い」に応える人材だと印象付ける志望動機を書くのです。

転職エージェントに質問する

求人票を読むだけではなく、様々な事を転職エージェントに聞きましょう。
これは必ずすべきことです。

求人票を読めば一通り、わかることかもしれません。
しかし、求人票の内容について転職エージェントから説明を聞く事で、新たな発見が得られるでしょう。
転職エージェントしか知らない情報があるかもしれません。

さらに転職エージェントには求人票からは見えない以下の事について、聞きましょう。
何らかのアドバイスはくれるはずです。

企業の社風

社風は重要です。
企業はやはり自社の社風に合った人を採用する傾向にあるからです。

そこで転職エージェントに企業の社風について質問すべきなのです。
例えば堅実な社風なら、志望動機も着実に仕事をこなしてきたような真面目さをアピールしたものにしましょう。
挑戦的な社風なら、高い目標に向かって意欲的に仕事に取り組んできたような点をアピールするようにしましょう。

過去に転職した人の傾向

担当してもらっている転職エージェント経由で、過去にどんな人がその企業に転職したかを質問しましょう。
過去に転職した人の傾向を知ることができれば、企業がどんな人を求めていたか分かるはずです。

同じような経歴を持つ人なら、今も受かるとは限りませんが、志望動機を書く上での何らかのヒントにはなるとは思います。
過去に受かった人と近い点があれば、そこをアピールしても良いでしょう。

採用担当者や上司の詳細

採用担当者や上司になる予定の人の仕事に対するスタンスや経歴などが聞ければ、これも志望動機に反映させることができます。

もし名前を聞けることができたら、ネットで検索してさらに情報を集めましょう。
その人のSNSなどが見つかれば、趣味や主義主張が分かるかもしれません。

それらから気に入られるような志望動機を書く事ができるでしょう。

企業のサイトを訪れる

企業のサイトを訪れて、志望動機の参考にするのも大事なことです。

例えば新卒募集のページには人事担当者のインタビューなどが載っている場合が多いです。
新卒ではありますが、企業がどんな人を求めているか分かるでしょう。
また社員紹介ページがあれば、どんな社員がいてどんな社風なのかが分かるかもしれません。

中途採用のページがあれば、中途採用者がどんな経歴で採用されたか分かるでしょう。
ぜひ参考にして、自分に近い経歴があれば志望動機でアピールしましょう。

さらに社長のメッセージなどからもヒントが得られるかもしれません。
企業のサイトは必ず目を通し、参考にしましょう。

「企業の思い」を体現した人物像になりきる

求人票や転職エージェントの情報、さらに企業サイトの情報などから「企業の思い」を理解し、企業が求めている人物像を確立させましょう。

そして自分の経歴や実績から近いのを探し、その人物像に自分がなりきって志望動機を書く。
これが30代後半の人がやるべき志望動機の書き方です。

職務経歴書での志望動機の配置する場所

どんなに良い志望動機を書いても、採用担当者の目につかなければ台無しです。

多くの転職情報サイトで、職務経歴書のテンプレートやフォーマットが公開されているかと思います。
そこでは一番最後に、志望動機を書くのが一般的でしょう。
皆さんも最後に志望動機を書いているのでは?

それではダメです。

採用担当者は多数の応募書類の処理に追われており、全ての書類を最後まできちんと読むことは無理です。
職務経歴書の始めの方の部分でほぼ合否判断をしてしまいます。
つまり書類選考を通過できるかは、最初の1ページに運命がかかっているのです。

また30代後半の人は色眼鏡で見られ、そもそも書類をきちんと読んでもらえないかもしれません。

どうすればいいか?

他の人とは違った冒頭にすればいいのです。
職務経歴書の一番上に志望動機をもってくればいいのです。
つまり職務経歴書の冒頭に、まさしく企業が求めている「企業の思い」に応える人材だと思わせるような、上で述べたやり方で作った志望動機を書くのです。

他人と違う形式で印象に残りますし、何より最後まで読まなくても、あなた自身のことが分かり、会社にどう貢献できるかのアピールポイントも分かります。

「志望動機は職務経歴書の一番上」
これだけで、書類選考の通過率が上がると思います。

なお、志望動機の文章量は他の項目とのバランスもありますが、職務経歴書の1ページ目の半分程度(約300文字)を占めてもいいと思います。

「企業の思い」に応える志望動機を!

  • 志望動機とは「自分の思い」ではなく「企業の思い」を代弁したもの
  • 職務経歴書の一番上の目立つ所に、志望動機を配置する

企業がどんな人を求めているかをよく考え、自分がその人物に当てはまると思わせる。
そして「企業の思い」に応える志望動機がある職務経歴書を書けば、書類選考は通過するでしょう。

応募する企業ごとにそれぞれ志望動機を作成して、何度も何度も書き直す。
企業に提出するまで完璧なものを目指して頑張ってください。

また、素晴らしい職務経歴書ができれば、転職エージェントの心にも響きます。
転職エージェントに登録する際に提出する職務経歴書を作成する場合も、転職希望企業を想定した志望動機を書くといいでしょう。
30代後半におすすめの転職エージェントを下に紹介しますので、本サイトを参考に職務経歴書を作成したうえで、登録してくださいね。
30代後半が登録すべき転職エージェント!その選び方とは?

私が実際に利用していた転職エージェントの感想
パソナキャリア

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