転職エージェントとの初めての面談は、転職試験1次面接といっても過言ではありません。
なぜなら、転職エージェントは企業から人材募集の委託を受けたい以上、良い人材を紹介しなくては評判が悪くなりますので、厳しい目で応募者を見ています。
このように転職エージェントとの初面談は大変重要なステップなのですが、なぜか転職エージェントを自分より下に見て横柄な態度で接する人がいます。
当然このような人には、求人案件を紹介されるはずもありません。
皆さんはそういう人にはならないように、丁寧に礼儀正しくをいつでも忘れず、転職エージェントと接するようにしましょう。
さてこのようなある意味当たり前のことを踏まえたうえで、転職エージェントとの初面談に臨む前に、確認しておきたい「成功に導くコツ」をここでは述べていきたいと思います。
この3つのコツを実践すれば、驚くほど転職エージェントの態度が変わるでしょう。
いかに自分を優良人材と思ってもらえるか、これが勝負です!
コツその1 名刺交換は堂々と自信を持って
転職エージェントとの初面談において、必ず名刺交換は行うべきで、それは大変重要な行為です。
転職エージェントとわざわざ名刺交換をする必要があるの?と思うかもしれません。
または、名刺を交換することに重要な意味があるの?とも思うかもしれません。
しかし、この名刺交換はあなたの印象を大変良くし、優良人材と相手に思わせるひとつになるのです。
会ってすぐに、こちらから何の躊躇もせずに現職の名刺を堂々と出す。
すると、転職エージェントは「この人は後ろめたいこともなく、今の仕事に自信を持って邁進してきたんだな」と思うでしょう。
逆に、転職エージェントが名刺を出してきているのに、渋々と交換に応じるような人だとしたらどうでしょう?
「今の会社で何かやらかしているのではないか?ちょっとこの人には注意しよう」と思われるでしょうね。
転職エージェントは今の仕事が嫌で転職する人より、現職が好きだがより成功を求めて転職する人を評価します。
そういう人のほうが、転職先で成果を出す可能性が高いからです。
一見何気ない名刺交換においても、転職の成功につながる重要な要素が散りばめられているのが理解できたでしょうか?
優良人材と思われるような、名刺交換をしましょう。
注意する点として、そもそも渡す名刺がなければ意味がありません。
意外と転職活動では、名刺交換の機会があります。
転職エージェントとの初面談当日に、名刺を切らすことがないよう、多めに名刺を前もって用意しておきましょう。
しかし、突然多くの量の名刺を用意してもらうよう現職の会社に申請すると怪しまれます。
転職を決めた日から少しずつ、名刺を多めに申請し、ストックするなどして準備しておいてください。
コツその2 仕事が忙しい風にみせろ
転職エージェントとの初面談の日は、できれば有休を取得して挑みたいものです。
その方が何かと準備できますし、突然の残業などで行けなくなるおそれもないからです。
では有休が取れたとしましょう。
でも面談で会う転職エージェントには会社が休みとは正直には言ってはいけません。
「今日は会社はお休みですか?」
「はい。そうです」
何の得にもならない会話で終わってしまいます。
ここは小芝居を打たないといけません。
「いや、この後に会社に戻ってやらなければならない仕事があるんです」
「それは大変ですね。お忙しいのですか?」
「はい、実は今重要なプロジェクトが進行してまして…」
「ほう、どんなプロジェクトですか?」
「詳しくは言えないのですが、この経験が次の転職先でも活きると思っております」
なんて話が弾み、自分が会社で必要とされている人材と思わせられ、かつ、転職も前向きな優良人材と思わせられるでしょう。
人は、なぜか忙しい人を見るとその人を優秀と思ってしまいます。
転職エージェントもまた然りです。
なので上の例のように、仕事が忙しい人のように見せるのが成功につながるコツです。
有休を取得していても、この後仕事がある、または、今仕事をしてきた、などと転職エージェントに言いましょうね。
また、そう思わせるためにも、普段の仕事用の服装とカバンなどで面談に臨みましょう。
コツその3 必ずメモをとれ
例えば社内の重要な会議では、メモを取ったり、議事録を作成しますよね?
ところがなぜか転職エージェントとの面談においては、メモを取る人は決して多くはありません。
相手の話をただ聞いているだけで、少し質問して資料をもらって帰ってくる。
そんな人がほとんどではないでしょうか。
私は必ずメモを取りながら、転職エージェントと面談をしていました。
最初に、「メモを取ってもよろしいでしょうか?」と一言断りを入れてノートを取り出すと、相手の転職エージェントは目を見開き、「こいつやるな」というような顔に必ず変わります。
またこちらがメモを取る以上、間違いがないようにしっかりと受け答えしてくれます。
メモを取るという行為には、単に記録するだけでなく、相手に自分がいかに真剣であるかを見せる効果があるんです。
転職エージェントとの面談においてのメモ取りの場合は、転職することを自分は真面目に考えていることを相手に認識してもらえる、という効果を生み出します。
言うまでもなく、転職エージェントは転職を本気で考えている人を好みます。
「転職しようかな?どうしようかな?」なんて面談時に迷っている人に対しては、早々に切り上げられ、転職エージェントの登録すらも最悪断られるでしょう。
転職エージェントとの面談時にはメモを必ず取る。
こんな簡単なことでも優良人材と思ってもらえるのです。
最近の若い人は、スマホになんでも記録するせいか手書きでメモをとりません。
しかしながら、このサイトが対象としている30代後半以上の人は、システム手帳が流行った世代も含まれていると思われますので、手書きのメモを取るのには慣れていることでしょう。
この点は若い人より有利なのですから、ぜひ転職エージェントの面談時にはメモを必ず取ってください。
また、メモを取る本来の目的である記録をすることは、当然役に立ちます。
転職の成功の有無は転職エージェントの評価次第
ここで述べた3つのコツを実践するだけで、転職エージェントはあなたに対し良い印象を持つと思います。
転職に前向きと思ってくれて、あわよくば、優秀なビジネススキルも高い人と評価されるでしょう。
今まで、転職エージェントと面談してきたけど、どうもうまくいっていないという人も参考にしてみてください。
今後の転職エージェントの初面談で、この3つのコツを実行すれば、優良人材と思ってもらえ、転職活動がよりうまくいくと思います。
まだ転職活動を始めたばかりで、どこの転職エージェントに登録したらいいか悩んでいる方がいたら、次の記事を参考に登録してみてはどうでしょうか。
私の経験上、優秀なエージェントが在籍し親身になってくれた、大手転職エージェントです。
もちろん、このサイトが対象とする30代後半以上の人にもおすすめの大手転職エージェントですよ。
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